12星座には「集める」ことが得意なサイン(星座)と、捨てることが得意なサインがあります。
集めることが得意なサインの代表は牡牛座と魚座。
私の出会った太陽牡牛座の人は、「色」へのこだわりがある人でした。
美しいオーラソーマのカラーボトルに囲まれて、たくさんの美しい布を集めていらっしゃいました。
また、きれいな色のパッケージのハーブティが引き出しの中にビッシリ。
ハーブティーをごちそうになる前に、たくさんの美しい色とりどりの箱から好きなものを選ばせていただくのが楽しみでした。
たくさんの物に囲まれていましたが、そのどれもがこだわり抜かれた美しいもの。
恐らくそこにテイストの違うものや、チープなものが混じっていたとしたら、たちまち違和感を感じてしまうでしょう。
たくさんの色に囲まれていましたが不思議とガチャガチャしたイメージではなくて、統一感のある空間に仕上がっていたのは、牡牛座さんならではのセンスの良さなのでしょう。
どうしてもシックにまとめがちな私は、色を多用することがニガテ。
カラフルな色をどう扱ってよいのかわからず、無難に同色系でまとめてしまいがち^^;
せいぜいトーンの違いを利用するぐらいかな。
なので、こんなにもカラフルで美しくまとめ上げられた空間にいると、色の持つパワーをヒシヒシと感じます。
牡牛座は選び抜かれたもの
牡牛座が集めるのは「美しい物」です。
牡牛座は美に関するサイン。
しかも素材の良いものや、品質の良いもの、本物になるので、必然的に高価になる傾向があります。
だからといって高価なものであれば何でも良いというわけではなくて、自分の感性にあったものや、こだわりを満たすものでなければならないのです。
なので選び抜かれたものしか持とうとしないので、生活自体は意外とシンプルかもしれません。
美しくて素敵なものだけをコレクションしたい牡牛座。
魚座は見捨てられたもの
それに反して魚座は人が見向きもしないものも拾ってきてしまいます。
これは魚座のルーラー(支配星)が海王星であることから、「何でもかんでも」混沌とした状態で混ぜこぜにしてしまう性質があるから。
また海王星のもつ慈悲の心から、捨てられてしまうものに可哀そうという思いが働くのかもしれません。
見捨てられ顧みられないものほど、救済の思いが働くのは魚座特有の感性であり優しさです。
ただ、ちょっと人からは理解できにくいかも。
人からはゴミ屋敷にしか見えなくても、商品だと言って毎日大量のごみを拾い集めている人もいます。
家族から見れば散らかっている部屋にしか見えなくても、それぞれが本人にとってベストな配置になっていると主張するのも魚座。
かえって整えられた空間は落ち着かず、居心地が悪いのです。
もちろん魚座の人が、みんながみんなゴミ屋敷化するわけではありませんよ(笑)
ただ水星座らしく、物にも不思議な愛着があって捨てられない人が多いのは魚座特有の感性です。
また世の中に見捨てられたものや可哀そうなものに関しても、見て見ぬ振りができません。
だから目の前の困った人や、子猫に手を差しのべてしまうこともあります。
同じように集める星座でも牡牛座と魚座は全くイメージが違いますね。
牡牛座サインが強くなると…
牡牛座サインに天体がたくさんあったり、牡牛座が強調されたホロスコープの場合、
物へのこだわりが強すぎて自分の物は自分のもの、全体に他人にシェアしたくない、といった傾向が出る場合があります。
以前の職場にもいたのですけれど、書類や持ち物が捨てられなくて、公共で使う場所にどんどん、その人の持ち物が増えていっています^^;
周りが捨てるように言っても、自分のこれまでの歴史が詰まっているから、と捨てないのだそう。
そして皆で共有して使うものさえ、自分の手に持っているものは絶対に貸してあげないのです。
自分のものは自分のもの。
牡牛座も強すぎると、この傾向がなきにしもあらずです。
でも牡牛座の後半の度数にもなると、
サビアンシンボル25度で「大きく手入れの行き届いた公共の公園」という自分が手入れした公園を皆の憩いの場として開放することができるようになります。
自分が集めたコレクションを美術館として、みんなが楽しめるように提供したりすることもできるようになるのです。
牡牛座も成熟すると、自分のものを人を喜ばせる豊かさを体現できるようになります。
12星座はそれぞれ短所にも長所にも転じる資質を持っています。
良い部分を認め、短所は修正することもできるもの。
あの書類の山と増え続ける私物、その後はどうなったのかは不明です…。