
ビジネスをしていく中で、思い通りにいかない時期は必ず訪れます。
計画が滞る、周囲の協力が得られない、結果が出ない――。
そんな時こそ、人の“内面の強さ”が試されます。
占星術で「逆境に強い人」を読み解く鍵となるのが、
土星と火星という2つの天体の関わりです。
努力・責任・忍耐を表す「土星」。
行動力・闘志・実行力を表す「火星」。
この2つがどう関わるかによって、困難への耐性や、
ピンチの時にどう行動するかの傾向が見えてきます。
土星が教えてくれる「忍耐力」と「長期的な成長」
土星は「人生の教師」と呼ばれる天体です。
壁や制限を与えることで、私たちに“成熟”を促します。
結果を急がず、地道に積み上げていく人ほど、
土星のエネルギーを上手に使っていると言えるでしょう。
たとえば―
太陽と土星のトライン(120度)
→ 現実的な判断力と責任感が備わり、逆境でも冷静に対処できるタイプ。努力が実績に変わりやすい。
太陽と土星のスクエア(90度)
→ 若い頃に自信を失いやすいが、試練を通して“本当の自立”を学ぶ配置。人生後半での成功者に多い。
月と土星のコンジャンクション(0度)
→ 感情のコントロールが課題。ただし、忍耐力と精神的安定を学ぶと、非常に頼もしい存在になる。
これらの配置を持つ人は、試練を通して「自分を鍛える」人生を歩みます。
土星が絡むアスペクトは、一見厳しい経験を伴うこともありますが、
それを通して手にする“地に足のついた自信”は、揺るぎないものになります。
火星が示す「突破力」と「行動の方向性」
火星は「行動の星」。
行動しなければ何も変わらない――そんな時にスイッチを押してくれる存在です。
どんな時に闘志が湧くのか、
困難に直面した時どう動くのかは、火星のアスペクトから見えてきます。
火星と木星のトライン(120度)
→ 前向きなエネルギーで行動できる。どんな困難も「チャンス」としてとらえるタイプ。
火星と天王星のコンジャンクション(0度)
→ 危機の中で瞬発的に力を発揮。型破りな行動で状況を一変させる突破型。
火星と冥王星のスクエア(90度)
→ 強烈なエネルギー。極限状態に強く、逆境を燃料に変えて再生する力を持つ。
特に「火星×土星」のアスペクトは、
“逆境に耐え抜く力”を象徴します。
火星と土星のトライン(120度)
→ 計画的に行動し、地道な努力で目標を達成する。冷静な現実対応力がある。
火星と土星のスクエア(90度)
→ 行動を制限されやすく、焦りを感じやすいが、その経験を通して精神的なタフさを培う。
火星と土星のコンジャンクション(0度)
→ 責任感と粘り強さの塊。長期戦に強く、どんな課題も必ず形にする職人タイプ。
火星と土星の組み合わせは、
「持久力」「努力の方向性」「我慢強さ」を示す非常に重要な配置です。
苦しい状況でも、あきらめずに歩き続けられるかどうか――
その根性のあり方を、火星と土星の角度が教えてくれます。
星座別に見る「逆境で発揮される強さのタイプ」
それでは、星座のエレメントごとに見てみましょう。
火星・土星がどのサインにあるかで、“強さの発揮の仕方”は異なります。
火の星座(牡羊座・獅子座・射手座)
挑戦と行動で道を切り開くタイプ。
壁にぶつかっても、闘志が湧いてさらに燃える。
スピード感と直感力で乗り越えるのが得意です。
地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)
現実的な忍耐力を持ち、長期的な努力に強いタイプ。
困難を「成果に変える」能力が高く、土星の影響を最もプラスに活かせます。
風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)
思考力と柔軟性で状況を整理し、流れを変えていくタイプ。
感情的にならず、冷静に分析して新しい方法を見つける強さを持ちます。
水の星座(蟹座・蠍座・魚座)
感情の深さと共感力を力に変えるタイプ。
とくに蠍座の火星や土星は「極限の強さ」を持ち、再生力がずば抜けています。
一度決意したことは、最後までやり抜く底力が特徴です。
星座別に見る「逆境を乗り越えるスタイル」
では、星座別に見るとどんな特徴があるのでしょうか。
牡羊座:挑戦を恐れず、何度でも立ち上がる戦士のマインド。失敗を糧に前進するタイプ。
牡牛座:ゆっくりでも諦めない粘り強さ。自分の信念を貫いて結果を出す。
双子座:柔軟な発想で乗り越える。変化をチャンスに変える順応性が強み。
蟹座:守るもののために強くなる。感情の揺れをエネルギーに変えるタイプ。
獅子座:プライドと自己信頼で困難を突破。人前での逆境ほど燃える傾向。
乙女座:課題を分析し、地道に修正しながら改善する堅実な努力家。
天秤座:バランス感覚で状況を整える。人との協力関係で道を切り開く。
蠍座:極限まで耐え抜く強靭な精神力。逆境を自己変容のきっかけにする。
射手座:広い視野で困難を笑い飛ばす。挑戦を楽しむマインド。
山羊座:現実的な努力で成功を掴む。土星の試練を最も力に変えやすいタイプ。
水瓶座:常識にとらわれない発想で、行き詰まりを突破する。
魚座:流れに身を任せ、直感的に乗り越える柔軟さ。感受性の深さが支えになる。
それぞれの星座には、“逆境の乗り越え方”が異なります。
自分の火星や土星がどの星座にあるかを見ることで、自分に合った「強さの磨き方」が見えてきます。
試練は“成長のプログラム”
占星術における土星や火星のアスペクトは、ただの困難ではなく“成長のプログラム”です。
壁があるからこそ、人は自分の限界を知り、それを超えていける。
そして、その過程でしか得られない「本物の自信」が育ちます。
逆境に強い人とは、失敗しない人ではなく、
失敗の中から学びを見出し、もう一度立ち上がる力を持つ人。
星の配置は、その「再生力」のパターンを教えてくれます。
あなたの火星と土星がどんな関係を持っているのか—
それを知ることで、人生の困難を“自分を鍛えるレッスン”として受け取れるようになるはずです。
実際のアスペクト例で見る“折れない心”
いくつか実例を挙げましょう。
土星がASC(アセンダント)にコンジャンクション
→ 人生の早い段階で責任を背負いやすいが、それが強い自制心と信頼感につながる。
火星がMCとトライン
→ 社会的なプレッシャーに強く、困難なプロジェクトでも率先して行動するリーダータイプ。
火星が太陽とスクエア
→ 自我と行動のぶつかり合いで葛藤するが、努力を重ねるほど成長速度が速い。
こうしたアスペクトを持つ人は、
一時的に苦しい状況に陥っても、最終的にはその経験を糧にして大きく飛躍します。
まとめ:星が教えてくれる「強さの形」
土星は「現実を受け止める力」、
火星は「行動で突破する力」。
この2つのエネルギーがバランスよく働くと、
人はどんな逆境でも“前に進む道”を見つけることができます。
試練は避けるものではなく、
自分を鍛え、成熟させるための“宇宙のレッスン”。
あなたの火星と土星がどのサインにあり、
どんな角度を取っているのかを知ることで、
「私が本当に強くなれる瞬間」が見えてきます。
逆境を恐れるのではなく、
それを自分の進化のタイミングとして受け入れること。
それこそが、星が教える“折れない心”の本質です。
▶ 星を活かしたブランディングで、「売り込まずに売れる仕組み作り」をしたい方は。こちらから↓
無料相談も承っています。
-
-
星で描くビジネス地図プログラム【星読み×ビジネス起業デザイン】
占星術で見つける、あなたらしい起業とブランドの形 【Soul Mission Design】― 魂の使命を形にするビジネスデザイン ―は、魂の設計図から始める、唯一無二のブランディングで ...
続きを見る

