月星座は自分の性質、本質的に変わらない素の自分だといえます。
ありのまま、大人にならない自分。
太陽はオフィシャルな顔であり、月はプライベートに見せる顔でもあり、同時に月は母親もあらわしています。
子供にとって母親の影響は大きいですね。
月のアスペクトによって、子供心に母親との関係をどんな風に感じていたかがわかります。
注目したいのは月にスクエア(90度)、オポジション(180度)のハードアスペクトがある場合。
スクエアは挫折や手放しをもたらす配置であり、オポジションは緊張や重圧をもたらします。
スクエアの場合は自分が受け入れてもらえずに、否定されたような気持に陥る経験があったのかもしれません。
オポジションは叶わぬ大人の力に常にプレッシャーと服従を強いられてきたということもあります。
子供心はガラスのハート
ただ、だからといって自分の母親が毒親だったのかというと、決してそうではありません。
親は充分に愛情を持って育てていても、
ちょっとしたことで子供は勝手に傷ついたりもします。
多かれ少なかれ子供心は繊細。
ガラスのハートですからね。
母親自身は全くそんな風に思ってもいなかったとしても、子供は勝手に私よりも妹の方が可愛いんだと傷ついていたりもします。
母親との関係だけではなく子供時代の経験が心に傷を残していたり、コンプレックスに繋がることもありますよね。
なんの痛みもなく純粋に育った人の方が珍しいのかもしれません。
それだけ月は繊細で傷つきやすいのです。
かくいう私も月にハードなスクエアの配置を持っています。
滅多にアレコレとモノを欲しがったり自己主張しないタイプだったそうですが、
あれが欲しい、こうしたいと思った時には顔から火が出るように泣き叫んでも、頑としてでもその場を動こうとしなかったそうです。
ある日、母とお買い物に行く道中、子供用の自転車を押しては決した上がれない崖の道を通って上がりたいと言い出した私。
舗装された道を行かずに、その崖を自転車ごと上りたい、なんて絶対に無理、ですよね。
あぁ、あの頃から無理なことほど、なぜだかやってみたいという無謀な性格が丸出しだったわ…。
そんな私を母はとっとと自転車ごと置き去りにして、さっさと買い物に行って戻ってくるような人でした。
あれが欲しいと泣き叫んでも涼しい顔でスルー。
母は風サインの強い人でしたからね。
愛情深くはありましたが感情移入や愛情過多な感じはありませんでした。
今でこそ問題にもなりそうですが、昭和の平和な時代のことですから、ご愛敬です。
自分で振り返ってみても育てにくい子供だっただろうし、この母でなければ無理だったとさえ思っています。
スクエアは挫折
それでも、子供心には自分の気持ちが通らない挫折体験と映っていたでしょう。
これがスクエアのもたらす母との癒されるべき関係なのかもしれません。
何度も言いますが、親が愛情を持ってしたとしても、子供は勝手に傷ついたりトラウマになったりもするし、
期待をかけすぎてプレッシャーになっていることもあります。
だから決して親が悪いわけではありません。
もちろん本当に子供を傷つける親もいてハードアスペクトそのままにトラウマを抱えてしまう人もいます。
子供のころは無力であったとしても、大人になった私たちには自分で自分を癒すことができます。
もし月にハードなアスペクトを持っていたとしたら、自分で自分の月を満たしてあげる。
大人の私たちには、それができます。
安心、安全な場所を確保することもできますから。
12星座別に自分の心が満たされることをお伝えしますね。
牡羊座・・・まだ挑戦したことのないことにチャレンジ
牡牛座・・・欲しいものを手に入れる、豊かさを味わう
双子座・・・楽しいお喋り、興味を満たす読書や旅行
蟹座・・・仲間や家族との心の交流
獅子座・・・好きなことを好きなだけ
乙女座・・・清潔な場所を自分仕様に整える
天秤座・・・おしゃれ、たくさんの人と出会い交流する
蠍座・・・好きなものにハマる
射手座・・・スポーツや読書、海外、
山羊座・・・神社、歴史、パワースポット巡り
水瓶座・・・サークルやボラティア、仲間とのフラットなお付き合い
魚座・・・スピリチュアル、芸術、ヒーリング
どんなに月がハードだったとしても、大人になった私たちにはそれを癒す力があるし、好きなことをする自由だってある。
大人の私たちは美味しいものだって食べてもいいし、海外に行ったって好きなことを学んだっていい。
これが救いでもありますね!
自分の月は自分で満たすこともできるし癒すこともできます。
母親との関係性は、自分で月星座を満たすことで癒されます。
ということで、育てにくい子供でごめん、
母よ、あなたは偉大であったと思う娘でした(笑)