土星は課題や制限をもたらす天体です。
土星に関することで厳しくしつけられたり訓練させられたりします。
もともと苦手意識があるのが土星ですので、できれば避けたいし逃げたいしやりたくないと思ってしまうのが土星に関すること。
ただ逃げずに向き合うことで、必ずできるようになり乗り越えられるのも土星に関することです。
土星は年長者や厳しい人のイメージから土星先生という表現をされることがあります。
おじいちゃんや社長、校長先生といった人物像ですが、土星は父親を表してもいます。
父親との関係が良好な人もいれば難しいと感じる人もいますよね。
ただでさえ娘の場合は思春期は父親との関係性が難しくなるお年頃です。
ずっと大人になってしまえば親の愛情を理解もでき優しくもなれたりするのですが、多感なお年頃にはただただ鬱陶しい存在だったりもするものです。
これは出生図に関係なく人としての成長の中に組み込まれているプロセスなのかもしれません。
でも一生を通して父親と良好な関係を築きやすい人、お互いの理解や努力の上に関係性がよくなっていくアスペクトというものがあります。
ライツに土星とのアスペクトがある人
太陽や月に土星とのアスペクトがある人。
トラインやセクスタイルといったアスペクトの場合は、概ね父親との関係が良好な人が多いです。
月に土星とのソフトアスペクトがあればメンタル面で父親からの安心感を得られやすいでしょう。
子供のころからお父さん大好き!な人もいますからね。
太陽に土星とのソフトアスペクトがあれば、自分がやりたいと思ったことをいつも全力を挙げてサポートしてくれる父親だったかもしれませ。太陽の生きる意志や意図と土星である父親とに葛藤がなくスムーズですから。
反面、太陽や月に土星とのハードアスペクトがあれば、父親との関係性は葛藤や摩擦を生じやすくなります。
スクエアなら横やりを入れてくる星配置です。
なので太陽に土星がスクエアの人は、自分がやりたいと思ったことにはことごとく反対されたりしますし、月ならプライベートや気持ちの上で過干渉気味な父親にウンザリすることもあるでしょう。
思春期の頃によく聞く「父親がウザイ」という言葉が強調されそうですね。
(父親とは報われない存在なのかもしれません笑)
おそらくそれは愛情がといったことも大いにありますし、だからこそ口うるさくも心配にもなるものです。
でも、それを素直に受け取れるかどうかは、その本人が持っているアスペクトによるものが大きく関係しています。
父親との関係性を見直す
太陽に土星がスクエアを持っていて、以前に鑑定させていただいた方は、過干渉や口うるさいといった父親ではないものの、お父様がご病気で太陽期以降に父親の面倒を看ながらお仕事を調整しつつ働いていらっしゃいました。
これも太陽と土星のスクエアっぽいですね。
土星とのハードアスペクトがあるからといって、困難だ、諦めるしかない、ということではありません。
父親の反対や心配を受けて立ち、さてどう折り合いをつけていこうか。
乗り越えいていくことで自分が成長していきます。
一度は膝を突き合わせて話し合いが必要かもしれません。
自分の気持ちを理解してもらう努力が問われているのかもしれませんし。
お父様の気持ちに寄り添う理解力と優しさを示すことも必要かもしれませんし、それは自分で考えてどう乗り越えるのかを工夫してみるとよいでしょう。
ハードアスペクトは成長をもたらします。
自分のパターンを知っておこう
土星は父親との関係性だけではありません。
太陽に土星がハードアスペクトならば、自分のやりたいことに邁進するときには必ずといっていいほど障害にぶつかります。そこで諦めるのか乗り越えるのかが試されているのかもしれません。
でも成功する人は必ずと言っていいほど過去に大きな挫折を経験しています。
土星とのアスペクトがあれば、これが起きやすいパターンと理解しておけば、毎回訪れる困難や課題には「キタキタ!」と思える心の余裕ができると思います。
それは諦めるのではなく乗り越えろ、のメッセージなのかもしれませんね。
ちなみに私は太陽や月に土星とのアスペクトはありませんが、思春期の頃は今思い出しても父が可哀想なくらいに反抗的でした^^;
お父さん、ごめんなさい。
父と娘ってそんなもんなのかもしれません。
ということで、父親との関係性をあらわす土星とのアスペクトについてお伝えしてみました。