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フジコヘミングさんを占星術と九星気学で読む

2024年5月4日

 

 

「魂のピアニスト」と呼ばれ、「奇蹟のカンパネラ」の演奏で聴衆を魅了したピアニストのフジコ・ヘミングさんが4月21日に亡くなられました。92歳でした。

栄光と挫折を繰り返した、その唯一無二のフジコさんの人生を占星術と九星気学でデュアルリーディングをしてみたいと思います。

 

フジコさんの半生

 

日本人ピアニストの母とスウェーデン人の画家で建築家の父の間に、ベルリンで生まれたフジコさん。

9歳の時にNHKラジオに最年少で出演し頭角をあらわしました。

 

「避難民」としてドイツに渡り28歳とピアニストとしては遅咲きのデビューを果たします。

それでも、その後、世界的指揮者のバーンスタインにも注目されるなど頭角を現しますが、キャリアをかけた大事な演奏会の直前に風邪をこじらせて聴力を失い、栄光をつかみ損ねたフジコさんは次第に音楽界から忘れ去られました。

その後、ピアノ教師として細々と生計を立てて暮らしていましたが、母の死をきっかけに日本に帰国したフジコさんの半生を描いたNHKの番組で大きな注目を浴び、60代の遅咲きのピアニストとして大ブレイクを果たしました。

晩年は20匹の猫と暮らし、精力的に活動しながらも、「誰も聞いていなくても猫のためにピアノを弾くの」と語っていました。

 

フジコさんのホロスコープ

 

 

太陽が射手座で水星とコンジャンクション。

太陽は父親をあらわしますが、海外をあらわす射手座がスウェーデン人のお父様をあらわしていますね。

また画家でもあったということですが、技術やスキルを表す水星と太陽がコンジャンクションしています。

フジコさん自身も、ご自身は水星を発揮することが、この人生の目的でもあり生きがいでもあり、水星は技能や手先を使う仕事、ピアノをその手段に選んだということです。

 

太陽は射手座、サビアンシンボルでは13度のカリスマ度数。
常に上を目指して世界を駆け巡る、その心が目指すのは魂の探究です。

お生まれ時間はわかりませんが月は魚座です。

月は母親をあらわし、魚座は芸術家。
お母様もピアニストでした。

魚座は常識や枠を溶かすサイン。

かなり芸術家肌でもあり、センシティブでもあり、フジコさんの才能を見抜く力も人一倍鋭かったのだと推測できます。

 

最初に頭角をあらわしたのが水星期

フジコさんはNHKラジオに最年少で出演し、天才少女として頭角を現しました。

その時、9歳。

年齢域でいうとちょうど水星期です。
フジコさんの水星は射手座で太陽と重なっています。

この時、人生のステージが変わり、人生の目的が定まります。

射手座の持つ世の中に広く知らしめる、知れ渡る時期が水星期といえるでしょう。射手座サインの持つポテンシャルが最大限に花開く時期だったといえます。

その後の歩み

その後も波乱万丈な人生を歩みつつ、火星、木星期は乙女座であり、この時期はピアノの先生をしていたそうですので、乙女座らしいともいえます。

その後、大ブレイクを果たしたのが土星水瓶座期。
60代の遅咲きピアニストとして脚光を浴びました。

水瓶座は天王星を支配星に持ち、突然の変化をあらわします。

また風穴をあける、ステージを変える、枠を超える性質も持っています。

普遍的であり、時代や国境を越えて良いものは良いと、本当に価値あるものは広がっていきます。

国境を越えて広く遍く知られるようになったのも土星水瓶座期です。

 

九星気学で観ると

フジコさんの本命星は五黄土星。
波乱万丈の星です。

運命に翻弄され、そしてその運命を乗り越えていく力を持つ強い星。

自分の信念を持ち、何ものにも左右されない、その力でたくさんの人に影響を与えることができるカリスマの星です。

月命星は二黒土星、同会、傾斜は八白土星。

これだけ見ても全てが土の天体ばかり。

忍耐と努力の人、
ただ全てが土になると、孤高の人、常人には理解しがたい世界観を持っている人です。

同会が八白土星なので、継承をあらわしています。
ご両親から、その才能を受け継ぎ、また偉大なる師からもその力を継承しています。

傾斜も八白土星で、コツコツと大きな山を登り続ける人。

誰もがひるんでしまうような大きな山を一歩一歩確実に上り続け、気が付けば世界一ともいわれるような頂上に達成してしまう力を持ちます。

いつも変化と共にあり、変化することで開運していくのが傾斜八白。
物事が止まったときこそ、チャンスにつながる不思議な運命を持ちます。

フジコさんの人生も栄光の後には挫折があり、挫折の後には栄光があります。

 

その心が求めたもの

フジコさんが求めたことは。結局は魂の向上ではないでしょうか?

成功や脚光を浴びることは、実はそれほど重要ではなくて、魂の求めるままに、果敢に挑戦していくことで感じる魂の喜び、成長の喜びです。

そのプロセス自体が、フジコさんにとってはワクワクする冒険だったのでしょう。

だからこそコツコツと永遠ともいえる繰り返しや積み上げが苦にならない、それこそを楽しむ、ある意味自己完結できる魂の持ち主だったといえます。

唯一無二の孤高のピアニスト。この地球を冒険して魂の探究を終えられて還っていかれましたね。

射手座らしく、多くの人に希望を与えられました。
ご冥福をお祈りします。

 

 

 

 

 

 

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