魚座さんやあなたの周りの魚座の人は「忘れっぽい」と言われることが多くないでしょうか?
魚座は、その豊かな感受性と共感力で知られていますが、「忘れる」という特性もまた、魚座の重要な側面の一つです。
うっかりやポッカリなミスをしがちだったり、忘れ物や落とし物をしょっちゅうするという人もいるかもしれませんね。
今回は、魚座がなぜ忘れやすいのか、その背後にある理由や、この特性がもたらすポジティブな影響について、お伝えしてみたいと思います。
12星座のラスト
魚座は、12星座の最後の星座です。
この位置づけにより、魚座は全ての星座のエネルギーを集約し、総合的な視点を持つことが特徴です。
また、魚座は水のエレメントに属し、流動的で柔軟性が高い性質を持っています。
水は常に形を変え、流れ続けるため、魚座もまた変化に富んだ思考と感情を持ち続けます。このため、魚座の人々は過去の出来事や感情を手放し、新しい経験に心を開くことが得意です。
さらに、魚座は海王星に支配されています。
海王星は幻想や夢、霊的な領域を象徴する天体であり、現実と幻想の境界を曖昧にします。この影響により、魚座は直感や夢見がちで、現実の厳しさを和らげるために過去の辛い記憶を忘れることが多いのです。
また、魚座は他者との境界が曖昧になりやすく、自分自身の感情と他人の感情が混ざり合うこともあります。これにより、感情的な過負荷を避けるために、無意識に情報や出来事を「忘れる」ことで自らを守っているとも言えます。
忘れることで自分を守る
この「忘れる」という行為は、防衛本能のひとつとも捉えることができるのです。
魚座の人々は、ネガティブな経験や感情を忘れることで、心の負担を軽減し、精神的な解放を得ることができます。この特性は、ストレスやトラウマからの回復を早め、心の健康を保つ助けとなります。
また過去の出来事に固執しないため、魚座の人々は変化に対して柔軟で適応力があります。新しい環境や状況にスムーズに対応し、前向きな姿勢を持ち続けることができます。
忘れることで、過去の失敗や批判に縛られることなく、自由に創造的な発想を展開できます。
魚座は芸術や音楽、文学などの分野で優れた才能を発揮することが多く、その自由な発想力が大いに貢献しています。
魚座は他者の感情に対して非常に敏感で共感力が強いですが、忘れることで自分の感情に過度に巻き込まれず、他者に対して冷静かつ理解ある態度を取ることができます。
忘れることは癒し
また、忘れることで「赦す力」を持つことも可能になります。
魚座は他人の過ちを引きずらず、水のように流してしまうことができるため、人間関係においても非常に穏やかで寛容な対応を取ることができます。
だからこそ、魚座には優しい人が多いと言われるのです。相手の弱さや失敗に寄り添い、受け入れるその姿勢が、周囲に安心感を与える存在となっています。
私の周りの魚座さんも、一緒になって誰かのことを怒っていたはずなのに、翌日にはすっかり許して「なんのこと?」という様子になることがあります。怒りが持続しないというのも、魚座らしい特徴と言えるでしょう。これにより、対人関係のトラブルを未然に防ぐこともできるのです。
時には注意が必要
「忘れる」ということには多くのメリットがありますが、時には注意が必要な場合もあります。
大切なことや約束を忘れてしまうことは、信頼関係に影響を与えることがあります。魚座の人は、重要な情報や約束をメモに残したり、リマインダーを活用したりすることで、この点を補うことができます。
また、現実逃避の傾向が強まりすぎると、地に足のついた行動が取りにくくなることもあります。夢や直感は魚座の魅力ですが、バランスを保ちながら日常生活との折り合いをつけていくことが大切です。
魚座の「忘れる」特性は、単なる短所ではなく、多くのメリットを持つ素晴らしい性質です。この特性を活かしながら、自分自身や他者との関係をより豊かにしていくことができます。
忘れるということは癒しです。自分自身や他者に対して抱くネガティブな感情を抱き続けるのには、大きな負担とストレスがかかりますが、忘れることは自分や他者を解放して癒しをもたらします。
魚座の人は、過去を手放し、未来に向かって自由に泳ぎ続けることで、その特有の魅力と可能性を最大限に発揮できるでしょう。