痛みをバネに人生大転換する蠍座涙の度数

本日11/21は蠍座29度「涙の度数」です。

ホロスコープは360度の円になっています。

この1度づつを太陽は毎日進み、1年で1周していくわけですが、その1度づつに星座のテーマがあります。

これをサビアンシンボルというのですが、

例えば同じ牡羊座でも、牡羊座の始めの方の度数の人と最後の方の度数の方では性質が違います。

最初の度数の人は、まんまピュアなその星座の性質を発揮しているし、

最後の度数の人は次の星座を見つめています。

ホロスコープの円は地続きに見えていますが、実は大きな切れ目があるのです。

それは12星座の最後の魚座と、始まりの牡羊座の間。

魂の世界の魚座から、この世に生まれ出る牡羊座の間には大きな切れ目があります。

あの世とこの世の違いは大きいです。

魚座でおまとめして、牡羊座で新しく始める。

なので天体が魚座から牡羊座へ切り替わる時には、違う世界へジャンプするぐらいの勇気が必要です。

だから牡羊座さんは勇気の人と言われます。

蠍座と射手座の切れ目

それとは別にもう一つの大きな切れ目は蠍座から射手座へ移動する最後の方の度数。

12星座はひとつ前の星座を否定します。

否定することで成長していくのです。

なので隣り合う星座は違う性質を持っている。

でも、この蠍座と射手座の性質が、あまりにも違い過ぎると思いませんか？

蠍座の愛はとても深く、情念の人。

射手座はうって変わって、朗らかで物事にこだわらない人。

あまりにも陰陽がハッキリしていて、全く違うタイプのよう。

だからこそ、蠍座と射手座の間にも深い隔たりがあるのです。

ひとつの星座は30度あるのですが、星座の29、30度の終わりの度数は「涙の度数」と言われています。

今までに別れを告げて、次へと行かなければならないことを「知っている」。

もう次へと行くことはわかっているけれど、別れたくない、離れたくない。

旅立ちを前にした複雑な思いは、卒業式を迎える度に私たちも味わってきたことでしょう。

蠍座は特に思いが深い人たち。

人一倍愛して、愛したからこそ執着するのです。

別れは身を切られるように辛いこと。

でも、行かなければならないことは理解してるからこそ、激しい葛藤をするのです。

涙の度数を持つ人達

この蠍座29度のサビアンシンボルを持つのがメンタリストのDaiGoさんや指原莉乃さん。

「首長に自分の子供たちの命乞いをするインディアンの女性」

ムダだと分かっていても、命乞いをせずにはいられない母親。

全てを失っても、生き続けなければならない母親。

この蠍座29度だけを涙の度数と言う人もいます。

激しい葛藤があるからこそ、そこから解放された射手座は、あれほどにカラッと明るい。

情念や執着から解き放たれれば、射手座の世界へ行けるのです。

DaiGoさんや指原莉乃さんも、長い間いじめられた体験があったそうです。

その時の思いがモチベーションになって、絶対に見返してやるという思いで大成功されたのかもしれません。

でも、もうその思いも手放して、彼ら自身がその囚われから羽ばたいていく時が人生のどこかで訪れるのでしょう。

射手座の世界は、人に希望をもたらす灯りとなることです。

蠍座は大きな変容をみせるサインです。

潜在的に抱えていた自分をとらえていた思いを手放して、

生まれ変わったように人生のある時期から別の人生を生き始める。

そんな可能性を秘めているのが蠍座29度に生まれた人達なのではないでしょうか。

私たちもまた１年に１度、太陽が涙の度数を通過していくときには、深い決意や選択の機会が訪れます。

ここからまた変容していくために。

どうぞ良き一日をお過ごしくださいね。