1ハウスはホロスコープの中でも最も重要なハウスです。
なぜなら1ハウスは自分自身をあらわすハウス。
あなたの生き方や自己表現をあらわし、あなたそのもののハウスです。
ただ自分自身をあらわすハウスであるがゆえに、自分ではなかなか認識できていない部分でもあります。
なので、他人から見たあなた自身をあらわすハウスでもあるのです。
「○○さんって、こういう人」
そんな風に他人に見えているのが1ハウスのサインや天体があらわしています。
この1ハウスに冥王星がある人は独特のオーラを持っています。
冥王星という星自体、大きさでいうと地球の半分くらい。
小さいのに、その働きは全てをリセットして再生させるという超ダイナミックな働きを持ちます。
山椒は小さくてもピリリと辛い
ウドの大木
そんな言葉がふと頭をよぎりました。そのもののパワーは大きさではないですね(笑)
1ハウスに冥王星がある人は、その凄まじいまでの冥王星パワーが、自ずとその人自身からにじみ出てしまうのです。
なので、独特の存在感とオーラを放ちます。
それは何ものにも染まらない、あくまでもその人自身であり続けるであろうという強固なまでの意志の強さを感じさせます。
ただ本人自身は無自覚なことが多いので、偉そうにしているというわけでもないし、無理に自分を押し出しているわけでもないのです。
ただ、そこにいるだけで、独特の圧や存在感を感じさせるのは、冥王星パワーが滲みでているせい。
何か黙っていても、
(この人、タダモノではない)
そう感じさせるものを持っている人もいます。
ただ、冥王星は0か100の天体なので、普段は割とボンヤリしている人も多いのです。
ただ何か有事の時には、恐るべき行動力を発揮します。火事場の馬鹿力的な^^;
(○○さんって、おとなしいと思っていたけれど、なかなかスゴイ人だったのね・・・)
そんな究極な力をイザとなると発揮してしまうのが、1ハウスの冥王星。
1ハウス冥王星はカリスマ性がある
この冥王星が1ハウスにある人はカリスマ性があります。
冥王星は小さい星ながら、破壊力が強力なのでその存在感は半端ない。
その冥王星が自分自身をあらわす1ハウスに入っていると、本人が自覚しなくとも存在感があります。
人に対する影響力もあるので、カリスマ性があると言われています。
カリスマ性って人を惹きつけもするけれど、近寄りがたくもさせるもの。
そして無意識に人をコントロールするものでもあるので、1ハウスに冥王星がある人は、その威力を充分に意識して人を操るようなことや、人の意識をコントロールすることには気をつけたいものです。
なぜカリスマ性があるのかというと冥王星が表すものは究極な魂の願いだからです。
生まれる前から決めていた魂のお約束。
何度生まれ変わっても叶えたいという連綿と続く魂の願いが冥王星の持つサインであったりハウスであったりします。
その願いをどうしても叶えたい強固な意志が周りの人を巻き込んでまでも、叶えようとする。
たくさんの人を魅了する力は、魂の願いを実現するために必要な力なのでしょう。
1ハウス冥王星はお墓を守る人
そして、冥王星が1ハウスにあると長男の役割をする人が多いのです。上にお姉さんやお兄さんがいたとしても、お墓を守る役割を担っています。
例えば長男が海外に住んでいるとかで、実質的に長男のお役目を果たすことができないといった場合です。
冥王星は「魂のお約束」をあらわします。
なので生まれる前に、自分の家族の最後を看取って、お墓を守るというお約束をして生まれてきているのです。
ひょっとして前世では、今の家族にずいぶんお世話になったのかもしれませんね。
だから「最期は任して!」っていうお役目を引き受けたのかも。
1ハウス冥王星があると波乱万丈になりやすい
冥王星は0か100のの星。
ものすごく冥王星を発揮していればカリスマ的な存在にまでなれる力を秘めています。
反面、無気力に過ごしていれば人よりもずっと底辺に落ちて行きます。
人並み以上の苦労をしょい込んだり、想像を絶する体験を経験したりする人も多いのです。
ただ、興味深いことに、この壮絶な体験を通して冥王星の力を覚醒させて、見事に不死鳥のように蘇るのもまた冥王星の持つ再生パワーです。
自分の魂の願いを忘れて、自堕落に生きていたり享楽に溺れてしまっていると、とんでもないところまで落ちていく可能性すらある冥王星。
そこから這い上がり蘇ることで、自分の本来の生き方に目覚めさせてくるれのも冥王星パワー。
この波乱万丈を自ら引き受けて、その限界を突破させる冥王星を味方につけていくことが、冥王星を1ハウスにもつ人の宿命なのかもしれません。
カリスマ性があるってことは、魂の願いが強いってこと。
生まれる前に決めてきたこと、やりたいことがあるってことなので、ムダに人生を送ってほしくないなって思います。
1ハウス冥王星の人に意識しておきたいこと
最後に冥王星が1ハウスにある人に意識しておくと良いことをお伝えしておきますね。
●人をコントロールしない。
●自分の意志を貫くのはいいけれど、人に押し付けない
●その強力な力をできれば悪ではなく善に使う
●落ちても必ず這い上がれると知っておく
●黙っていると怖すぎるので、できるだけ笑顔や柔らかい雰囲気で
特に最後は結構大事!
まとめ
ということで、1ハウス冥王星の人は、その力の使いようをマスターしましょう。きっと多くの人のお役に立てる資質を持っている人ですから。
そして自分の中の究極の魂の願いが何かを探し当てることが出来れば、きっと人生はものすごい勢いで変容していくと思います。
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