土用といえばウナギを食べる夏の土用が有名ですが土用は年に4回あります。
土用は季節の変わり目を担当していて1月、4月、7月、10月が土用月になります。
前の季節から次への季節への橋渡し期間。
これが土用期間にあたります。
およそ3週間続くのですが、土用期間に気を付つけることを知っておいたほうがいいでしょう。
土用とは?
土用は「土を用いる」と書きますが、誰が土を用いるのか?
それは神様です。
土用期間中は神様が土を使っていらっしゃるので、私たちは土を触るのを控えなくてはなりません。
なので土用期間中は農作業やガーデニングなどの土いじりは控えること。
もちろん農業などのお仕事で従事されている方は、そんなことを言っている場合ではありませんが、
昔はそういった人たちも農作業をお休みして、みんなで神事やお祭りをして過ごす期間だったそうです。
私たちも自分の仕事中に邪魔が入るとイラっと来るのと同じ。
神様が土を使っているときには神様のために土いじりを控える気持ちが大切なのかもしれませんね。
土用中に控えるべきことは?
●土に触れること
特に畑の土です。
海の砂は良いとされています。
●大きな契約
結婚、移転、人生に関わる大きな契約ごとは控える。
土用中は気が乱れやすく、良い判断ができにくいこと、
一旦契約したことも破棄する可能性が高いことなどが挙げられています。
●電化製品の買い替え
電波も見えない気に左右されます。
土用中に購入した機器は買ったばかりなのに調子が悪い、ということも起こりやすいです。
私も購入したのは土用ではなかったのですが、土用中に使い始めた携帯の性能がイマイチ、という経験があります。
土用に起きやすいこと
●物事がスムーズに行きにくい
●契約の破棄、やり直し
●電化製品いやIT機器の不具合
●イライラしやすい
●体調不良
●とにかく眠い
●衝動買い
土用中は気が不安定になるので、私たちの体調やメンタルも揺らぎが大きくなります。
時間や心にゆとりを持って多少スムーズにいかないことも、
「土用中だから仕方がない」
そう思えるぐらいの積極的な諦めの心境で過ごしてみるといいですね。
土用中の過ごし方
土用中に土いじりをしてしまったとしたら、どうなるの?
そう思われるかもしれませんね。
体調が悪くなる、
ケガをする、
身近な人と仲たがいをする、
など色々とあるようです。
もし仮に土を触ってしまったら「神様ごめんなさい」と素直に心の中で謝って、塩水で手を洗いましょう。
お塩を入れたお風呂に入るのもいいですね。
土用に影響されやすい人は?
九星気学の本命、月命が五黄土星、
五黄土星でなくても本命と月命が一緒の人も五黄的な要素を持っているので土用の影響を受けやすい人といえます。
五黄土星は土成分が強めの人。
その分、ダイレクトに影響を受けやすい人ともいえます。
そんな土用のおすすめの過ごし方は、
「とにかく寝る」です。
季節の変わり目ですから次の季節への順応が必要なのです。
無理をせずたくさん眠りましょう!
番外編
土用期間中のリフォームなども注意が必要です。
土用期間の工事はできるだけ避けたいものですが、もし近所で工事が始まってしまったら…。
大きな音を立てると五黄殺が立ち上がるともいわれています。
そんな場合は音のする方の窓辺に風鈴を飾っておきましょう。
これは風水対策になるのですが、土用の凶の作用をストップさせてくれます。
まだ若くて体力のある自分には影響がなかったとしても、
一緒に住んでいるお父さん、お母さん、お子さんなどに影響が行く場合ありますから、気を付けておきたいですね。
昔からの知恵
1年を健やかに過ごすために、昔の人や女性はこういった知恵を知っていたでしょう。
私たちも受け継がれてきた知恵を知って、自分や家族が健やかに過ごせるように心を配りたいものですね。
気は目に見えないけれども季節が移り替わるのと同じで、常に移り変わり流れていきます。
この地球に暮らす私たちもkの流れと共に生きているのです。
そんな気に合わせて上手に乗っていくことが健康で幸せに生きるコツ。
土用には土用の過ごし方がありますから、うまく活用していきましょうね。