オリンピックを見ていても若い時代に花開く才能というものがあると感じます。
人の人生は一様ではなくて、人生の後半になって大きな物事を成し遂げる人も、もちろんいます。
そんな人生の早咲き、遅咲きもホロスコープに特徴はあるのでしょうか?
遅咲きの人と早咲きの人のホロスコープには、いくつかの共通する特徴があります。それぞれのタイプにどのような要素が影響を与えるかを見ていきましょう。
南半球に惑星を多く持つ人の特徴
エレベートとは、惑星が地平線上に配置されている状態を指します。具体的には、第7ハウスから第12ハウスまでの惑星配置がこれに該当します。
この配置を持つ人々は、一般的に若い頃からその能力や才能が認められ、比較的早い段階で社会的な成功を収める傾向があります。
例えば、若い頃にその才能を開花させ、周囲からの支持や注目を集めることができる人が多いです。
彼らは自分の目標に向かって精力的に努力し、成功への階段を着実に上っていくことができるでしょう。そして、中年期にはすでに一定の地位を築いていることが多く、その成功を享受することができるのです。
北半球に惑星を多く持つ人の特徴
一方で、惑星が地平線下に多く配置される、すなわち北半球に配置される場合、この配置を持つ人々はその才能や実力を発揮する時期が比較的遅れることがあります。
この配置により、若い頃は内面的な成長や自己探求に時間を費やすことが多く、外部からの評価や認知を得るのは難しいかもしれません。
しかし、北半球に惑星を多く持つ人々は、長い時間をかけて自己を磨き、深い理解を得ることができるため、晩年に大きな成功を収める可能性が高いです。
この成功は、一見遅咲きに見えるかもしれませんが、内面的な成熟と経験に裏打ちされた確固たるものとなるでしょう。
惑星を南半球に多く持つ人々は、若い頃に成功を収めやすい一方で、北半球に多くの惑星を持つ人々は、晩年に成功を迎える可能性が高いという特徴があります。どちらの配置も、個人の人生に独自のタイミングとリズムをもたらします。
早咲きの人のホロスコープの特徴
太陽や月が第1ハウス、第10ハウスにある
太陽や月がこの配置にある場合、自己表現や社会的な成功が重要なテーマとなります。特に第10ハウスに太陽があると、キャリアや社会的地位において早期に成功する傾向があります。
火星が強い配置にある
火星は行動力やエネルギーを象徴します。火星がアセンダントや第1ハウス、第10ハウスに配置されていると、積極的に行動し、早くから目標に向かって進む姿勢が強まります。
木星が良いアスペクトを持つ
木星は成長や幸運を司る惑星です。木星が太陽や月、アセンダントと良いアスペクトを持つ場合、幸運な機会に恵まれ、早期に成功を収める可能性が高まります。
MCに惑星がある
MCは社会的な成功やキャリアの頂点を示すポイントです。ここに惑星が配置されていると、その分野で早期に注目されることが多く、成功への道が開けます。
遅咲きの人のホロスコープの特徴
土星の強い影響
土星は時間や忍耐をあらわします。土星がアセンダントや第10ハウス、MCに近い場合、成功までに時間がかかる傾向がありますが、時間をかけて築かれた成果は非常に安定し、持続性があります。
4ハウス、8ハウスに惑星が集中
4ハウスは家庭や内面的な基盤、8ハウスは再生や変容を示します。これらのハウスに惑星が多い場合、若い頃は内面的な成長や試練を経験し、成熟した後に成功する可能性が高いです。
冥王星の強い影響
冥王星は変容や深い変化の星。冥王星が重要なポイント(アセンダント、MCなど)に強く関与している場合、人生を通じて大きな変化や再生を経験し、時間をかけて成功にたどり着くことが多いです。
トランジットでの大きな影響
遅咲きの人は、特定のトランジット(例えば土星や冥王星が重要なポイントを通過する時期)で大きな飛躍を遂げることが多いです。これらのトランジットは、人生の後半に劇的な変化や成功をもたらすことがあります。
まとめ
早咲きの人は、火星や木星、太陽などのエネルギッシュで積極的な惑星がホロスコープに強く影響していることが多く、若い頃から積極的に行動し成功を収めます。
一方、遅咲きの人は、土星や冥王星といった深い成長や変容をもたらす惑星の影響が強く、長い時間をかけて着実に成功を築き上げます。
どちらのタイプであっても、自分の人生のリズムを理解し、それに合わせて努力を続けることが成功の鍵となるでしょう。