【ホロスコープ】シングルトン～ポツンとある天体

ホロスコープで一つだけポツンとある天体をシングルトンといいます。

●星の配置でひとつだけぽつんと離れている天体

例えば、2022年の春分のホロスコープ。

ホロスコープの下（北半球）に天体が集中しているのに、月だけがぽつんと上（南半球）にあります。

出生図（ネイタルチャート）でも、星座やハウスに偏りのある天体がある場合は、こういったシングルトンをお持ちの方がいます。

こういったひとつだけ天体がポツンとあるホロスコープをバゲット型といいます。

なぜならバスケットの取っ手のようなイメージがあるからです。

●エレメント（火、地、風、水）でひとつしかない天体

ホロスコープは10天体が描かれているのですが、エレメントが一つしかない場合もシングルトンです。

火 3

地 4

風 2

水 1

この場合は水サインの星座がシングルトンです。

●クオリティ（活動、不動、柔軟）で一つしかない天体

活動宮 1

不動宮 4

柔軟宮 5

こちらは活動宮の星座がシングルトンです。

シングルトンはホロスコープのキーになる

ひとつしかないと目立ちますし、その天体が強調されます。
まるで他の天体を牽引して、引っ張っていくリーダーのようですね。

ホロスコープにシングルトンがある人は、その天体がキーになります。
他の星を動かす働きがある天体です。

ホロスコープの中で結構よい働きをしてくれるのです。

例えば私の場合は蠍座海王星がシングルトンになっています。

カウンセラーや占い師には水の要素が必須と言われています。
カウンセラーには共感力や愛の思いが必要なので、水サインがあればクライアントに寄り添うことができます。

でも水サインが強いと、あまりに相手に入り過ぎて心や体が辛くなるかもしれませんね。

時にはクライアントに同調し過ぎて一緒に涙することになるかもしれませんし、フラットな立場で問題を見つけることが難しい場合もあるかもしれません。

水サインが多い人は、カウンセラーというよりもヒーラーという方がぴったりかも。

話を聞いてもらうだけで、その人に会うだけで癒される、そんな存在なのかもしれませんね。

水要素が少ないと、逆にクライアントさんの状況に引きずられることがない。

ある意味ドライだから。

客観的に判断やアドバイスができるので、これはこれでカウンセラーや占い師に向いているともいえます。

私のシングルトンは蠍座という超ウエットなサイン。

なのでひとつしかないがゆえに、この天体がホロスコープを総動員します。

水がひとつなのでドライかというと、案外、これでも情にモロイところもあるのですよ＾＾；
関わってくださったクライアントさんには、心から良くなって行って欲しいと願っていますし。

そしてこの天体のサビアンシンボルは「Ｘ線」

物事の本質を見透かすという度数。

なのでホロスコープを読むときに、この蠍座海王星を結構使っています。

問題点や隠された本音を透かし見るという力があるという度数です。占いや鑑定には欠かせない力ですね。（と勝手に思っています。）

ネイタルチャートの言語化しにくい星のパワーを海王星のイメージ力を発揮して受け取ります。そして蠍座サインで深く洞察。

普段はポッカリうっかりなところも多いのですが、物事の本質を感じるところもあるし、

直感的に必要なものを引き寄せる力が、これまで幾多の危機から救ってくれたのも、このシングルトンの天体のおかげです。

うーん、私のシングルトン、グッジョブ！！

シングルトンは重要な役割を担っている

シングルトンってホロスコープでは目立つのですけれど、自分では意識しづらいところもあります。

割と無意識に使っているケースが多い。

でも人生の中でシングルトンは重要な役割を担っています。

その天体とサイン、できればサビアンシンボルも参考にされると良いと思います。

ぜひ調べてみてくださいね！