占星術において、太陽は自分自身をあらわす重要な天体です。
太陽にどのような天体が関わるかによって、その人の性格や生き方に大きな影響を与えます。
太陽にどの天体が関わるかによって、その人の生き方や価値観は大きく変わります。
個人天体が多く関わる場合は日常生活に密接に結びついた生き方が、社会天体が関わる場合は広い視野と社会的責任を伴った成長が、世代天体が関わる場合は時代や社会と深く結びついた変革や理想が、それぞれの特徴として現れます。
火星は個人天体ではありますが、仕事に関わる天体ですので、今回はあえて社会天体に振り分けさせていただきますね。
太陽に個人天体が多く関わる場合の特徴
個人天体(太陽、月、水星、金星)が太陽にアスペクトしている人は、自己の内面や身近な生活に対して強い関心を持つ傾向があります。
日常生活への強い関心
個人天体が多く関わる場合、その人は日々の生活や身の回りの出来事に強い関心を持ちます。
生活力があり、現実的な視点で物事を判断することが得意です。
自分自身や家族、友人との関係を大切にし、感情や思考が日常に密接に結びついているため、安定した生活を築くことに喜びを感じることが多いです。
自己表現と感情の調和
太陽に月や金星などの個人天体が関わると、自分の感情や美意識を通じた自己表現が強調されます。
芸術的な才能や人間関係において自分の感情を素直に表現することが得意で、周囲との調和を大切にします。自己理解が深まりやすく、自分らしさを見つけることに喜びを感じます。
太陽に社会天体が関わる場合の特徴
社会天体(火星、木星、土星)が太陽に関わる人は、個人の成長や社会的な責任に対する意識が高く、広い視野を持って物事に取り組む傾向があります。
社会で実力を試したい
火星などのアクティブな個人天体が太陽に関与している場合、行動力や情熱が高まり、目標に向かって積極的に行動する力が強くなります。自分の意思を貫きたいという強い欲求があり、目標を達成するために努力を惜しまない姿勢が見られます。
自分自身の実力を社会において試してみたい、成功や名声を獲得したいという強い思いがあります。
社会へ貢献したい
木星が太陽に関わる場合、その人は成長や拡大を求める傾向があります。楽観的で、新しい経験を通じて自己を高めることに喜びを感じます。また、他者に対して寛容で、教育や知識の共有を大切にする姿勢が見られます。
自分の才能を使って社会に貢献したい、人を育てたりサポートしたりする欲求が強いといえます。
社会的責任を全うしたい
土星が太陽に関わる場合、社会的責任や義務感が強くなります。現実的な視点で物事を捉え、時間をかけて目標を達成することに重きを置きます。規律を守り、忍耐強く努力することで、自分の社会的な立場を確立しようとする傾向があります。
社会や人に対しての責任感や義務をしっかり果たす人となります。
太陽に世代天体が関わる場合の特徴
世代天体(天王星、海王星、冥王星)は、世代全体に影響を与えるため、これらが太陽に関わる場合、個人の意識が時代や社会の変化と強く結びつきます。
革新と変革の意識
天王星が太陽に関わると、革新や変革を求める意識が高まります。
伝統や既存の価値観にとらわれず、新しいアイデアや方法を模索する傾向があります。自由を重んじ、独自の視点で社会に貢献したいという強い欲求が見られます。
夢と理想への共感
海王星が太陽に関わる場合、夢や理想、そして精神的な価値観に強く共感する傾向があります。
直感や感性が鋭く、芸術や宗教、ヒーリングなどの分野で才能を発揮することが多いです。自分自身の内面世界を大切にし、他者とのつながりを深く感じることができるでしょう。
運命に導かれる
冥王星が太陽に関わると、深い変容や再生のプロセスが人生において重要なテーマとなります。
危機的な状況や困難を乗り越えることで、大きな成長を遂げることができるでしょう。自分自身や他者の心理を深く理解し、人生に対して強い影響力を持つことができる可能性があります。
ただ、冥王星は運命的な出来事をもたらす星です。
自分の意志だけでは、どうにもならない役割や使命に導かれるため、ときには究極の体験をすることもあります。
そのことによって社会に大きな影響力を持つ人に目覚めていく可能性があります。
まとめ
太陽に個人天体が関わる人は、日常の生活に関心が行きやすく、ある意味、小回りが利き、生活力があるともいえます。
細やかな日常の幸せに満足して、個人のライフスタイルを優先する人でしょう。
世代天体が太陽に関わる人は、世のため人の為に、自分の人生を捧げるような人かもしれませんし、大それた望みを描くかもしれません。
生活力が欠けていたり、普通の仕事では満足できないので、社会で上手く生きられないかもしれませんが、いざとなったら、とてつもないパワーを発揮して大成功するポテンシャルも秘めています。
実際のところは、個人天体だけ、社会天体だけ、世代天体だけというよりは、いくつかの天体がアスペクトする場合もあるでしょう。
いずれにしろ、太陽である自分自身の傾向を知っておくといいですね!