金星&火星――恋愛におけるふたつの主役
占星術において、金星は「愛され方・楽しみ方・魅力」、火星は「情熱・行動力・欲望」の星。
恋愛の流れやパートナーシップの質感には、常にこのふたつの星が大きく関与しています。
金星=受け取る愛や喜び、恋愛の楽しみ方
火星=動き出す情熱とアプローチ、恋愛の進め方
出生図の金星・火星から見る「恋愛傾向」
出生図(ネイタルチャート)は、その人が生まれた瞬間の天体配置。
中でも金星と火星は、恋愛パターンやパートナーシップのクセを知るうえでとても重要なポイントです。
金星が示す「愛され方」「恋愛の楽しみ方」
金星は、その人が「どんな風に愛されたいか」「どんな恋愛に喜びを感じるか」「恋をどう楽しむか」を教えてくれます。
金星のサイン(星座)
その人が惹かれやすい恋愛のムードや、愛情表現のスタイルがわかります。
例:
金星が牡牛座 → スキンシップや五感的な愛、安定感を重視
金星が天秤座 → 会話や美的センス、スマートな付き合い
金星が蠍座 → 深い絆や独占欲、感情の一体感
ハウス(室)
恋愛が人生のどの分野で発展しやすいか、どんな場面で愛を感じやすいかがわかります。
アスペクト
金星に他の天体が絡むことで、恋愛傾向に個性や課題が出ます。
例:土星が絡むと恋愛に慎重、冥王星が絡むと強烈な吸引力や変容を経験しやすい…など。
恋愛における金星の役割
年齢を重ねるほど、「自分にとって心地よい愛情の受け取り方」や「どんなことで満たされるか」を知っておくことは大切です。
自分の金星を知ることで、「無理なく続く恋愛の楽しみ方」「自分らしい愛され方」がわかります。
火星が示す「恋愛への情熱」「アプローチの仕方」
火星は、「恋愛でどう動きたいか」「どんな風にアプローチするか」「情熱をどこに向けるか」といった“攻め”の傾向を表します。
火星のサイン(星座)
恋愛での積極性・アプローチスタイルがわかります。
例:
火星が牡羊座 → ストレート&スピーディーな情熱、追いかける恋
火星が蟹座 → 慎重で家庭的、守りたいという思いが強い
火星が射手座 → 冒険的、自由な恋愛、刺激や新しい体験を求める
ハウス(室)
恋愛の“勝負どころ”や、どんな場面で積極性を発揮するかがわかります。
アスペクト
火星に他天体が絡むと、恋愛アプローチに独特の個性や工夫が加わります。
例:火星と金星が調和なら恋愛が自然とスムーズ、火星と土星がスクエアなら慎重さやガマンが多め…など。
恋愛における火星の役割
「恋愛にどんな情熱を注ぐか」「どんな時に自分は動きたくなるか」を知ることで、
行動と気持ちのギャップを減らし、成熟した関係を築きやすくなります。
金星×火星の組み合わせで見る「自分らしい恋愛のかたち」
金星と火星のサイン・アスペクトの組み合わせは、その人だけの“恋愛スタイル”を作ります。
金星と火星が調和的(トライン・セクスタイル)
→ 気持ちと行動が一致しやすく、恋愛がスムーズに進みやすい。
金星と火星が緊張(スクエア・オポジション)
→ 惹かれるタイプと実際に行動したくなるタイプにギャップが。理想と現実の間で悩みやすいが、成長のチャンスにも。
例:
金星が乙女座×火星が射手座
→ 本音は堅実で丁寧な愛を求めるけれど、行動は冒険的で自由を求めがち。気持ちと行動がズレやすいが、両方を大切にすることでバランスが取れる。
金星が蟹座×火星が蠍座
→ 愛されたい気持ちも深く、情熱も強い。じっくりと深い関係を築くのが得意。
まとめ:自分の金星・火星を知って「大人の恋愛力」を磨く
恋愛は、「自分がどんな愛を求め、どんな風に動きたいか」を理解することから始まります。
出生図の金星と火星は、あなたらしい恋愛のスタイル・成熟した愛し方のヒントをくれます。
金星=愛され方・満たされ方
火星=情熱・アプローチの仕方
その組み合わせ=自分だけの恋愛パターン
「うまくいかない恋の理由」「なぜか惹かれる人の共通点」「行動に移せない自分」も、金星と火星にヒントが潜んでいるかもしれません。
自分の金星・火星を知ることで、無理なく“自分らしい大人の恋愛”を楽しんでみてくださいね。