
「仕事をするなら、社会の中で何か意味のあることをしたい」
「自分は、どんな役割を担うために働いているんだろう」。
そんなふうに考えたことはありませんか。
仕事を選ぶとき、仕事内容や収入、働きやすさなどを考えることはもちろん大切です。
でも、ある程度経験を積んでくると、「どんな仕事をするか」だけではなく、「社会の中でどんな存在になりたいのか」ということが気になってくることがあります。
自分は、仕事を通して何を成し遂げたいのか。
どんなことで人や社会に貢献したいのか。
どんな立場や役割を担っていきたいのか。
こうした「社会の中で目指していく方向」を考えるときにヒントになるのが、ホロスコープのMC(ミッドヘブン)です。
MCは、社会的な立場、キャリア、社会の中で果たしていく役割、目指す方向性などを見る重要なポイントです。
仕事では、「どんな仕事が向いているか」だけではなく、「社会の中で、どんな役割を担っていきたいのか」を考える手がかりになります。
この記事では、MCが表す「社会でどんな役割を担いたいか」について、仕事やキャリアという視点から整理していきます。
MCが表すのは「社会の中で目指す方向」
MCは、ホロスコープの頂点にあたるポイントです。
仕事やキャリア、社会的な立場、社会からどのように認識されていくのかなどと関係しています。
そのため、MCを見るときには「職業名」を直接当てはめるというよりも、「社会の中でどんな役割を担っていきたいのか」という視点で考えることが大切です。
たとえば、「人を教えること」に関わるMCであれば、学校の先生になることだけが答えではありません。
講師、研修担当、コンサルタント、専門知識を伝える仕事など、さまざまな形で「人に知識や経験を伝える」という役割を担うことができます。
同じように、「人をサポートする」ことがテーマになる場合も、カウンセラーだけとは限りません。
医療、教育、人材、コンサルティング、接客など、さまざまな仕事の中で、その役割を果たすことができます。
つまり、MCが示しているのは、ひとつの職業ではなく、
社会の中で発揮していきたい役割や方向性なのです。
「何の仕事をするか」より「何をしたいか」
仕事を考えるとき、「何の仕事をするか」から考える人は多いと思います。
会社員になるのか、フリーランスになるのか。
営業なのか、事務なのか、講師なのか、経営者なのか。
もちろん職業を決めることも必要ですが、それだけでは「自分らしい働き方」が見つからないことがあります。
なぜなら、同じ職業でも、担っている役割は人によって違うからです。
たとえば、同じ「営業」という仕事をしていても、人と信頼関係を築くことにやりがいを感じる人もいれば、商品の魅力を伝えることに喜びを感じる人もいます。
「人を育てる」という役割を担いたい人なら、営業経験を活かして新人教育やマネジメントに進むこともできます。
このように考えると、仕事選びで大切なのは、職業名だけではありません。
「その仕事を通して、何をしたいのか」を見ることです。
MCは、そんな「仕事の先にあるもの」を考えるときのヒントになります。
MCの星座から「どんな役割を担いたいのか」を見る
MCを読むときは、まずMCがどの星座にあるのかを確認します。
MCの星座には、社会の中でどのような性質を発揮していきたいのか、どんな方向へ進んでいきやすいのかという傾向が表れます。
たとえば、MCが牡羊座なら、自分から道を切り拓くこと、先頭に立つこと、新しいことを始めることなどが、社会の中での役割としてテーマになりやすくなります。
誰かが作った道を歩くよりも、自分で始める。
新しいものを生み出す。
周囲を引っ張っていく。
そうした主体性や行動力を社会で発揮していくことが考えられます。
MCが牡牛座なら、価値のあるものを育てること、質の高いものを提供すること、安定した基盤をつくることなどがテーマになりやすいでしょう。
MCが双子座なら、情報を伝えること、人と人をつなぐこと、知識を広げることなど。
MCが蟹座なら、人を守ること、安心できる場をつくること、人を育てることなど。
このように、MCの星座を見ることで、
「社会の中でどんな力を発揮していきたいのか」という方向性を考えることができます。
MCは「肩書き」だけを見るものではない
MCというと、「社会的な肩書き」や「職業」をイメージすることがあります。
もちろん、それもMCを読むうえでの一つの要素です。
けれど、MCは「何という肩書きを持つか」だけを示しているわけではありません。
会社員として働いていても、フリーランスとして働いていても、経営者として働いていても、その人が社会の中で担う役割には違いがあります。
たとえば、「人を育てる」という役割を持っている人なら、会社の中で部下を育成することもできますし、自分で講座を開催して人を育てることもできます。
「新しいものを生み出す」という役割なら、商品開発をすることも、新しいサービスを立ち上げることも、自分自身で事業を始めることもできます。
だからこそ、MCを見るときには、
「どんな肩書きになりたいか?」だけではなく、
「その肩書きを通して、何をしたいのか?」と考えてみることが大切です。
MCにある天体にも注目する
MCの近くに天体がある場合は、その天体も社会的な役割を考えるうえで重要なポイントになります。
たとえば、MCの近くに太陽があれば、自分自身の存在や個性を社会の中で打ち出していくことがテーマになりやすくなります。
自分の名前や個性を前面に出して仕事をすることや、自分自身が中心となって活動することなども考えられます。
水星なら、言葉、知識、情報、コミュニケーションなどを社会で活かすこと。
金星なら、美的センス、人との関係性、魅力、調和などを活かすこと。
火星なら、行動力や突破力を発揮して、物事を動かしていくこと。
木星なら、知識や経験を広げたり、人を導いたり、より大きな世界へ発展させていくこと。
土星なら、責任を引き受け、時間をかけて専門性や実績を築いていくこと。
このように、MCの星座だけでなく、MCに関わる天体を見ることで、
「社会の中で、どんな力を使って役割を果たしていくのか」をより具体的に考えることができます。
「成功すること」と「自分らしい役割」は同じではない
MCは社会的な成功とも関係づけて考えられることがあります。
けれど、「社会的に成功すること」と「自分らしい役割を担うこと」は、必ずしも同じではありません。
世間から見て立派な肩書きや、高い収入、知名度などを手に入れたとしても、「本当にやりたかったこととは違う」と感じることがあります。
反対に、誰もが知っているような肩書きではなくても、「この仕事をしていてよかった」「この役割を担えてよかった」と感じられることもあります。
大切なのは、周囲からどう評価されるかだけではなく、自分自身がどんな役割を果たすことに意味を感じるのかということです。
MCを見ることは、「どうすれば成功できるか」を探すことだけではありません。
「社会の中で、どんな自分でありたいのか」を考えることでもあります。
MCは「今の仕事」だけを見るものではない
MCが示す方向性は、必ずしも今の仕事にそのまま表れているとは限りません。
会社員として働きながら、少しずつ自分が担いたい役割が見えてくることもあります。
今の仕事で経験を積んだあとに、管理職や専門職、独立など、別の形でその役割を担うこともあります。
また、仕事そのものを変えなくても、仕事内容や立場が変わることで、MCのテーマが強く表れてくることもあります。
だから、「今の仕事がMCと違うから向いていない」と考える必要はありません。
今までの経験を土台にして、「これからどんな役割を担っていきたいのか」を考えることが、MCを仕事に活かす方法の一つです。
MCを仕事に活かすために考えたいこと
自分が社会の中でどんな役割を担いたいのかを考えるなら、次のような質問が役立ちます。
「仕事を通して、どんなことを実現したいだろう?」
「人や社会に、どんな価値を提供したいだろう?」
「これまでの仕事で、どんな役割を任されたときにやりがいを感じただろう?」
「周囲から、どんなことを期待されることが多いだろう?」
「今後、どんな立場や役割に挑戦してみたいだろう?」
「肩書きや収入に関係なく、社会の中でどんな存在になれたら嬉しいだろう?」
こうした問いに答えていくと、「自分は何の仕事をしたいのか」という問いとは少し違った答えが見えてくることがあります。
そして、その答えとMCの星座や天体を重ねてみることで、これから仕事を通して目指していきたい方向が、より具体的になっていきます。
MCだけで適職を決めるわけではない
MCは、仕事やキャリアを考えるうえで重要なポイントですが、MCだけで「この職業が適職」と決めるものではありません。
このシリーズでは、太陽は「やりがいを感じる働き方」、月は「安心して働ける環境」、水星は「伝え方・学び方・仕事の進め方」、金星は「魅力・人から選ばれる理由」、火星は「行動力・頑張り方」、木星は「可能性を広げる分野」、土星は「苦手だと思っていることの伸ばし方」、2ハウスは「収入につながる強み」というように、それぞれ異なる視点から働き方を考えています。
MCは、その中で「社会の中で、どんな役割を担っていきたいのか」を見る場所です。
自分らしい働き方を考えるときには、これらを組み合わせて見ることで、「何をしたいのか」「何を強みにできるのか」「どんな形で社会に関わりたいのか」が、より立体的に見えてきます。
MCについてよくある質問
Q. MCは「向いている職業」を見る場所ですか?
A. MCは、社会的な役割やキャリア、社会の中で目指していく方向性を見る重要なポイントです。ただし、特定の職業を一つに決めるものではありません。MCのテーマを、さまざまな仕事や働き方の中でどのように実現できるかを考えていきます。
Q. MCの星座と今の仕事が全然違うのですが、問題ありませんか?
A. 問題ありません。MCは「今すぐその仕事をしなければならない」というものではありません。今の仕事の中で役割が変わることで表れることもありますし、これまでの経験を活かして、将来的に別の形で実現していくこともできます。
Q. MCが同じ星座の人は、同じ仕事が向いているのでしょうか?
A. いいえ。同じMCの星座でも、他の天体やハウス、アスペクトなどによって、活かし方は変わります。MCの星座は、「社会の中でどんな性質を発揮していきたいのか」という大きな方向性を見るものとして捉えるとわかりやすいでしょう。
このシリーズで分かること
「星で見つける、自分らしい働き方」では、仕事をさまざまな角度から読み解いていきます。
| 太陽 | やりがいを感じる働き方 |
| 月 | 安心して働ける環境 |
| 水星 | 伝え方・学び方・仕事の進め方 |
| 金星 | 魅力・人から選ばれる理由 |
| 火星 | 行動力・頑張り方 |
| 木星 | 可能性を広げる分野 |
| 土星 | 苦手だと思っていることの伸ばし方 |
| 2ハウス | 収入につながる強み |
| 6ハウス | 毎日の働き方・習慣 |
| MC | 社会でどんな役割を担いたいか |
一つひとつのテーマを別々に考えるだけでなく、組み合わせて見ることで、「何にやりがいを感じるのか」「どんな環境なら安心して働けるのか」「何を強みにできるのか」「どんな方向へ可能性を広げられるのか」「社会でどんな役割を担いたいのか」といった、自分らしい働き方の全体像が見えてきます。
まとめ|仕事の先に「どんな自分でありたいか」
仕事を考えるとき、「どんな職業に就くか」だけを考えていると、選択肢が狭くなってしまうことがあります。
同じ仕事でも、人によって担っている役割は違います。
そして、これまでとは違う立場になったり、自分で仕事をつくったりすることで、今まで眠っていた力が表に出てくることもあります。
だからこそ、仕事について考えるときには、
「私は何の仕事が向いているんだろう?」
だけではなく、
「私は社会の中で、どんな役割を担いたいんだろう?」と考えてみる。
MCは、その答えを探すための一つの手がかりになります。
どんな仕事をするか。
どんな肩書きを持つか。
どんな立場になるか。
その先にあるのは、「社会の中でどんな存在として生きていきたいのか」という問いです。
自分らしい働き方は、単に「向いている仕事」を見つけることではありません。
自分が持っている力を活かして、社会の中でどんな役割を果たしていきたいのかを知ること。MCは、その「仕事の先にある方向」を見つけるための、大切な手がかりなのです。
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