2023年3月21日 6:24に春分を迎えます。
占星術では春分が1年の始まり。
毎年、太陽が牡羊座に入った瞬間の春分図で今年1年の傾向を予測します。
国ごとにはハウスが違ってくるので、毎年その国の首都を中心にして春分図を出してみます。
そうすると、その国の今年1年のテーマを読み解くことができます。
12ハウスに勢揃い
今年の太陽があるハウスは12ハウス。
12ハウスは隠れたハウス。
まだ表にはあらわれませんが、しっかりと次の段階の前に準備をしていくハウスです。
太陽は政府、月は国民をあらわしていますが、国も国民もそれぞれ次の移行期へむけての準備が必要な1年となりそうです。
この後、すぐに時代を大きく動かす冥王星が水瓶座へ移動し、本格的な風の時代が始まります。
ただ、これは一時的なもので完全に移行するのは2024年。
というと、この春分図をみても今年は来年への過渡期。
国も個人も、本格的に訪れる来年からの水瓶座時代へ向けての備えの1年になりそう。
12ハウスは「問題解決」のハウスですから、個々においても癒されていない問題に向き合うときです。
でもね、春分図では1ハウスにキロンもいて、自分の傷を癒せるって感じなの。
12ハウスは癒しのハウスでもあるしね。
長期の目標へ向けての第一歩を
始まりのアセンダントは牡羊座。
アセンダントが活動宮のときは、これまでとは違う新しいことを始めていく1年になります。
アセンダントのサビアンシンボルは、
牡羊座15度「毛布を編むインディアン」
長期的な達成へ向けてスタートする。
牡羊座は短期決戦に強いサインなのですが、
この度数は一気に走り抜けて息切れするよりは無理のないスピードでゆっくりと歩みを進めていくイメージ。
長期的な目標を掲げて、そこへ向けてとにかくスタートする。
そうすればアセンダントにコンジャンクション(重なっている)木星が可能性を広げてくれる。
幸運なスタートです。
どこまで行っても牡羊座
木星も牡羊座、
春分図のアセンダントも牡羊座、
春分後すぐの牡羊座新月、
そして今年は2度も訪れる牡羊座新月。
これでもか、という程の牡羊座が強調された2023年の始まり。
ただ、その始まりは大々的なものではありません。
12ハウスは隠れたハウスですから、淡々と隠密に進んでいくのかもしれません。
結果が伴うのは、まだもう少し先。
焦らず、長期を見つめて目の前のこと、できることを始めていきましょう。
マイペースで我が道を行く
この春分図、星が全て左側に集中しています。
マイペースで我が道をいく星配置。
12ハウスは直感のハウスです。
自分の直感や心の声に従って我が道をいく。それが正解です。
きっと誰もが心の声を無視した生き方が出来なくなっていくのではないでしょうか?
魂が喜ぶ生き方を選択する始まりになりそうな今年の春分図。
これだけスタートを応援する星まわりが続く今、とにかく小さくてもいい、
始まりの第一歩を踏み出すことが大事なのだと感じています。
良い1年にしましょうね!